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ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、相場の振れ幅(ボラティリティ)を一定期間の価格データから測定し、統計学的な観点から価格の変動範囲を予測してチャート上に表示するテクニカル指標です。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーとは、開発者である米国人投資家のジョン・ボリンジャーの名を冠したものですが、現在も世界中で講演をするなど、ボリンジャーバンドを広める活動をしています。

ボリンジャーバンドでわかる価格の変動範囲

FXの様に、常に変動している価格が、ある期間にいくらだったかを知りたい場合、通常はその期間の平均値を計算して価格の目安とします。

ただし、平均値だけでその期間の価格を判断してしまうと、その期間中に価格が適正水準にあって安定的に推移していたのか、あるいは、適正水準が定まらずに大きく上下動したのかは分かりません。

次につける価格の変動範囲がわかるボラティリティ

価格が大きく動いている相場では、次に付ける値段も直前の値段から大きく離れて決まる可能性がありますので、平均値を基準に大きく変動する値幅分をプラスして次に付ける値段の予想範囲を想定します。

値動きが一定範囲の狭い値幅に収まって終始している相場では、次に付ける値段も同じ価格水準に留まる可能性が高いと考えられますので、平均値を中心に狭い変動範囲を予想します。

ボリンジャーバンドがチャート上に描くボラティリティ(相場の振れ幅)とは、この過去の値動きから予想される次に付ける価格の変動範囲のことです。

ビジュアルで判断できるから投資家に人気

ボラティリティを求めるのに、ボリンジャーバンドでは標準偏差を用いることから初めは難しく感じるかもしれません。しかしボリンジャーバンドは、チャート上に値動きとあわせて表示して、ボラティリティの変動と値動きとをビジュアルで判断できるため、FX投資家にも大変人気の高いテクニカルチャートです。

ボリンジャーバンドを描く標準偏差とは?

標準偏差とは、一定期間の終値など複数のデータから平均値を算出した場合に、基になった複数のデータにどの程度ばらつきがあるか、散らばり具合を表す数値です。

σ(シグマ=標準偏差)とは

標準偏差の算出式は割愛しますが、標準偏差の単位はσ(シグマ)が使われるため、ボリンジャーバンドで描かれるラインを指して1σ(シグマ)などと呼ぶこともあります。

1σ(シグマ=標準偏差)の値は、基データの散らばり具合が、平均値を中心にプラスマイナスへ均等に分布している正規分布である場合、平均値プラスマイナス1σの範囲内に約68%の基データが収まることを意味します。

平均値を中心に徐々に範囲を広げていって、基データの約68%が収まる範囲のプラス側、マイナス側どちらか片側の平均値からの距離と言ってもよいでしょう。

数多くのトレーダーが利用するボリンジャーバンドの例

標準偏差は、基データが大きく散らばっていれば値が大きくなりますし、基データの散らばりが狭い範囲に限定されていれば値は小さくなります。
平均値を中心に標準偏差を2倍したプラスマイナス2σの範囲には、基データの約95%が収まり、標準偏差を3倍したプラスマイナス3σの範囲は、基データの約99%が収まる範囲となります。

5本のラインで表すボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは通常、アッパーバンド2(+2σのライン)、アッパーバンド1(+1σのライン)、ミッドバンド(移動平均線)、ロワーバンド1(-1σのライン)、ロワーバンド2(-2σのライン)の5本のラインを価格チャート上に描きます。

  • アッパーバンド2=ミッドバンド+2σ
  • アッパーバンド1=ミッドバンド+σ
  • ロワーバンド1=ミッドバンド−σ
  • ロワーバンド2=ミッドバンド−2σ

ミッドバンドの移動平均線には、一般に20~25SMA(単純移動平均線)が使われます。

単純移動平均線(SMA,Simple Moving Average)は、計算の対象となる期間の複数の終値について平均値を算出し、期間をずらしながら線でつないで表示したものです。

なお、FXブロードネットの取引ツールでも、ボリンジャーバンドをチャート上で利用できます。他にも使えるテクニカル指標について、詳しくは以下のページをご確認ください。

ボリンジャーバンドの見方

  • ボリンジャーバンドが狭まり収縮している場合:大きく動く前触れ
  • ボリンジャーバンドが大きく拡大した後収縮に転じる場合:一相場が終わってエネルギーを放出し終えたことを示唆

ボリンジャーバンドは、相場が膠着するレンジ相場においてバンド幅が狭まる傾向があり、価格変動の大きな相場ではバンドが開いていきます。

相場の力学では、値幅が小さな膠着状態が続いている相場は、次に動くためのエネルギーを溜めていると考えられ、大きく推移する大相場ではその溜められたエネルギーを放出している状況と考えられるのです。

ボリンジャーバンドの使い方

ボリンジャーバンドの使い方は2つあります。

バンドを抵抗として逆張りする使い方

統計学的には、正規分布において標準偏差をとった場合、1σ(標準偏差)内に事象が存在する確率は約68%、2σ内に事象が存在する確率は約95%とされています。
これを利用したのが、平均値への回帰を前提とした逆張り戦略です。価格がアッパーバンド2(+2σ)と交差したときに売り、ロワーバンド2(−2σ)と交差したときに買いとします。

価格が2σ内で変動する確率が約95%となることから、理論的に価格はそのほとんどが2σの範囲に収まるはずであり、2σを越えるということは過去の値動きからすれば「異常な価格」であるため、いずれ修正されるという考え方です。

日本で解説されているボリンジャーバンドの利用法としては、この分析方法が一般的なものとされているようです。

実際にボリンジャーバンドが拡大していない局面においては、この分析方法が有効な場合がありますが、開発者のボリンジャー自身は、その様な単純な利用法を否定しています。
その理由として、相場における価格変動が統計学で定義するような正規分布に沿って変動しないことがあると見ているためのようです。

そこで推奨されているのが、次に説明するボラティリティ・ブレイクアウトを使った順張りになります。

ボラティリティ・ブレイクアウトを使って順張りする使い方

ボラティリティ・ブレイクアウトは、収縮して幅が狭くなったバンドが横ばい状態を続けた後に価格変動を伴ってバンド幅が拡大し始め、バンド2(±2σのライン)の外で終値を付けた時に、ブレイクした方向へポジションを取る売買方法です。
これは小動きの中でエネルギーを溜めた相場が、ボラティリティの高まりを伴ってバンドを突破した時にトレンドが発生する可能性が高いことを利用するものです。

ボラティリティ・ブレイクアウトの発生した相場は、その後バンドの拡大に合わせてバンド上を沿って動く可能性が高くなります。これを「バンド・ウォーク」と呼び、トレンドの継続を示唆するサインと判断します。

ボラティリティ・ブレイクアウトで決済するポイント
  • トレンドと逆側のバンドの縮小への転換
  • ブレイクした方向のバンドが反転

ボラティリティ・ブレイクアウトを使った売買での決済するポイントは、バンド幅が拡大から収縮へと転じるところです。

ボリンジャーバンドは、通常ブレイクアウトした場合、ブレイクした方向とは逆のバンド(上昇トレンドでバンドの上方にブレイクした場合はロワーバンド)が先行して転換に入ります。
段階的にポジションを決済する場合には、ここが最初の部分的な手仕舞いのポイントになります。トレンドと逆側のバンドの縮小への転換は、トレンドが減衰して保合いに入るとすぐに起こります。

次に、ブレイクした方向のバンドが反転に転じることになりますが、ここがすべてのポジションを手仕舞うところです。
上下のバンドが収縮に転じるということは、相場のエネルギーが放出し切り、トレンドが終わることを意味しているからです。

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