• FXの儲け方や勝ち方を徹底解説【トラッキングトレードガチンコバトル】
  • FXブロードネットのトラッキングトレード

DMI (Directional Movement Index)

DMIとは

DMIとは、市場のトレンドの有無を測定するために開発されたテクニカルチャートです。RSIパラボリックと同じくJ.W.ワイルダー氏が考案しました。

DMIの計算方法には2つのパターンがあります。

DMIの計算方法Aパターン

単純平均を使うDMIの計算方法

計算過程で平均を行う場合は単純平均を使用します。

A(N)=A÷N

※A:N日間の値の合計

Aパターンについては、日本において一般的に採用されており、J.W.ワイルダー氏の考案した計算式をアレンジしたものと言えます。また、DMIで使われる指標は以下のようなものがあります。

  • +DI / -DI:ある期間の価格の動きのうち、±方向の割合を表す
  • ADX:トレンドの強さを表す

ADXは、トレンドの方向を区別せず上昇・下降どちらかにトレンドがある時に上昇していきます。

ADXが上昇している時はトレンドが進行中で、下降している時はトレンドが調整中で相場は保ちあいにあると判断し、+DIが-DIより上にあれば上昇トレンド、+DIが-DIより下にあれば下降トレンドと判断されます。

+DIと-DIのクロスは相場の転換点を示唆しますが、ボックス相場には弱いといった特徴があります。DMIと一緒にADXを用いてADXが上方を向くとトレンドの開始を表し、下方向を向くとトレンドの終了と判断されます。

DMIの計算方法Bパターン

修正平均を使うDMIの計算方法

計算過程で平均を行う場合1日目は単純平均を使用します。

A(N)=A÷N

※A:N日間の値の合計

2日目以降は修正平均を使用します。

B(N)=(B´×(N-1)+当日の値)÷N

※B´:前日の値(N)

DMIの考案者であるJ.W.ワイルダー氏は、平均値を算出する際に単純平均ではなく修正平均を使用しており、Bパターンに該当するものが、オリジナルの計算式となります。

DMIの使い方

+DIと-DIのクロスで売買タイミングを判断する使い方

+DIと-DIのクロスで売買タイミングを判断するDMI
  • 買いシグナル:+DIが-DIに対して上方向にクロス(+方向の価格の動きが-方向を上回った)
  • 売りシグナル:+DIが-DIに対して下方向にクロス(-方向の力が強い)

 この方法で売買をすると、ダマシが多くなるといった欠点があります。また、レンジ相場では+DIと-DIが頻繁にクロスしてしまうといったこともあります。この欠点を軽減するのが、ADXを組み合わせる次のパターンです。

+DIと-DI とADXも組み合わせて判断する使い方

+DIと-DI とADXも組み合わせて判断するDMI

+DIと-DIのクロスだけでは、ダマシが多いという点があることから、ADXも組み合わせてダマシを減らすことが考えられます。

トレンドがはっきりしない時は、ADXの値は低くなっていますが、トレンドがはっきりしてくるとADXの値は上昇していき、トレンドが終わるとADXの値は下がり始めます。この性質を利用して以下のように判断することが出来ます。

  • 買いトレンド:+DIが-DIを下から上に抜いた後、ADXが上昇過程にある場合(+の力が大きくなっている。さらに、ADXが上昇-が見られる場合は、上昇トレンドがはっきりしている)
  • 売りトレンド:+DIが-DIを上から下に抜いた後、ADXが上昇している場合

上図の例ですと、買いサイン(黄丸)が出ておりますが、この時点では買いのトレンドは発生しておらず、実際の相場は一定レンジ内の動意となっております。その後期間をあけて、ADXが上向きとなり、買いのトレンドが発生していると判断できます。

テクニカル分析チャート講座

FXブロードネットでは、取引ツールに搭載しているものを中心にテクニカルチャートの基本的な見方と使い方をご紹介します。

プライスアクション

プライスアクションの基本法則や9つの各プライスアクションをそれぞれ動画や図解と共にご紹介します。

FXドル円予想レポート

ドル円の前日の為替相場の動きを、各テクニカルで検証します。

[動画でわかる]山中康司のボリンジャーバンド実践的手法

ボリンジャーバンドについて、全6ステップの動画で山中康司がわかりやすく説明いたします。

はじめてのFXなら
FXブロードネットがおすすめ

FXブロードネットはお得なキャンペーンがあり、アプリや自動売買が使える

いますぐ無料で口座開設

新規お申込み限定キャンペーン実施中

最大60,000円キャッシュバック

関連情報