昨日(4月23日)のドル円相場
昨日(4月23日)のドル円は、もみ合い。
中東情勢を巡る地政学的リスクの後退から下値は堅く推移するも、介入警戒感から上値も重く、34年ぶりとなる高値圏で方向感間を欠いた値動きとなりました。
東京市場は、小反落。
鈴木財務相が参議院財政金融委員会での答弁で、介入に対して容認の空気があるのではないかとの問いに対して、「(介入)環境が整ったと捉えられてもいい」と発言が伝わると、介入警戒感への高まりを受け154.66円まで下落しました。ただ、日米金利差を意識した買い意欲は旺盛で、すぐに買い戻しが入り、154.79円まで値を戻しました。
欧州市場は、上昇。
時間外の米10年債利回りの上昇を受けドル買いが優勢となり、34年ぶりの高値となる154.86円まで上昇しました。
NY市場は、もみ合い。
中東情勢(イラン・イスラエル衝突)を巡る地政学的リスクの後退からドル買いが優勢となり、154.87円と34年ぶりの高値を更新したものの、米4月総合PMI速報値(予想52.0 結果50.9)の市場予想を下回る結果を受け、米10年債利回りの低下とともにドル売りが優勢となり、154.56円まで下落しました。ただ、日米金利差が意識されたドル買い円売りから、引けにかけて持ち直し、154.83円でNYをクローズしています。
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本日(4月24日)のドル円予想
1時間足のボリンジャーバンドは中心線が横ばいとなっており、もみ合いを示唆しています。
日足ボリンジャーバンドは、中心線が上向きで、上昇を示唆しています。
なお、週足ボリンジャーバンドは、中心線が緩やかに上向きとなっており、また、バンドの幅がエクスパンションを形成しており、上昇を示唆しています。
以上のことから、本日のドル円の方向性と予想レンジは以下の通りです。
※チャートは、ドル/円の
一時間足、
月足、
ボリンジャーバンド、
フィボナッチを表示しています。
ドル円週次レポート
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